大聖寺について:
元亀元年(1570年)、木曽義仲の臣・今井兼平の子孫が創立した、曹洞宗の寺院。
飯山藩主佐久間家の菩提寺として、寺領50石を寄進され、藩内の曹洞宗の中で最も石高の高い寺院であった。
敷地内には、多くの被害を与えた弘化4年(1847年)の善光寺大地震の犠牲者慰霊供養のために造立された、黄金石地蔵が安置されている。
また、明治初年、山岡鉄舟が正受庵再興のために大聖寺に滞在した際、本堂の襖8枚に雄渾な筆跡を残した。
大聖寺周辺:
飯山は、島崎藤村が「雪国の小京都」とよんだほど、寺の多い町。
唱歌「ふるさと」を作った作詞家・高野辰之の飯山小唄でも「寺は三十六、鐘なら愛宕」と唄われ、飯山城址を中心として千曲川河畔に沿って伸びる愛宕町や神明町あたりには、古くから多くの寺が連なっている。
通りと並行するように寺社が幾つも点在し、各寺社をつなぐよう整備された「寺めぐり遊歩道」をたどれば、歩いて巡る楽しさを実感できる。
遠方からの方は、午前中に、飯山に着き、菊田さんの講演会に参加した後、飯山の寺巡りをして、夕方、斑尾に行き、温泉で寛いだのち、ライブというのが、お勧めです。